活動報告Activity report

スリランカ未来対話報告

スリランカ未来対話事業2020事業報告

日本とスリランカの歴史的経緯から今後、政治、経済、国際社会の様々な課題において連携・協力するパートナーとして、お互いの社会的背景と世界の中での立ち位置を確認し、経済最優先の一律の価値観(「フラット化する世界」)であるグローバリズムではなく、国と国の違いを認め合うインターナショナリズムが重要であるという認識を共有したい。

第1部
グローバリズムとナショナリズムの二項対立で国際秩序が論じられている以上は、どちらに傾いても問題をはらんでおり、そうではない第3の道、「インターナショナリズム」を見出す事に共感を得る。またその新たな価値観を世界に共有したいというFDJCの存在意義と方向性を理解してもらいました。

第2部
スリランカの経済発展について、お互いを尊重しあう国家だからこそ、スリランカの発展だけではなく日本の経済発展にもぜひCOYLEの力をお借りしたいとお伝えする。 COYLE側からはCOYLEが考える日本のへの要望とその要望についてのプレゼンテーションがあった。COOYLEとしてはスリランカの経済発展について、日本からの多くの投資を期待していることが改めて確認した。

所見
今回のスリランカとの対話ではグローバリズムとナショナリズムではない第3の道、「インターナショナリズム」という考えを理解してもらいスリランカ側と共有することができたと考えます。今回の対話の相手のCOYLEはスリランカで最大の青年経済組織であり、経済の話が主になりました。スリランカは海外からの直接投資を呼び込み、外貨を稼ぐことで経済発展を続けています。今後このまま海外投資として日本からも多くの投資を求める声がありました。FDJCとして、経済とは、お金儲けの事ではなく、国民を豊かにすること、自国の経済活動を通して自国の国民を豊かにしていく一種のエコシステムであると伝え、共感をえることはできましたが、ビジネスではないお互いの経済発展については十分に対話することができなかったと考えます。スリランカ側からは今後日本人の起業家との大規模なビジネスマッチングの提案がありました。ビジネスマッチングがFDJCの理念ではないとは、承知していますが、我々の理念をより深く相手に理解してもらい、共感してもらうためには相手の要望にも応えつつ、対話を重ねていかねければなりません。ただ、今回の対話でも仲間づくりいう面ではスリランカに多くの仲間を作ることができたと考えます。2020年度日本国内においても、FDJCの存在意義を見つめ直し、体制を構築しているところです。今後、FDJCが海外に必要とされるようにFDJCの強みをより明確に確立しなければなりません。これから世界の課題を解決できる団体になるために、対話を重ね、成長していきたいと思います。

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